Webサイトリニューアル時に必要なRFPの作り方~基礎編~

4月19日(日) 


Webサイトをリニューアルする時に必ず必要になってくるのが、RFPです。RFPとはRequest For Proposalの略語で、日本語では「提案依頼書」と呼んでいます。しっかりとしたRFPがあるのとないのとでは、提案の質が変わってきます。

では早速RFPを作ってみようと思った時に、必要な大項目はこんな感じになるかと思います。内容が多いので、「基礎編」「概要編」「補足編」の3回に分けてご紹介します!

~基礎編~

全体像

1.背景
2.目的・目標
3.ターゲットユーザー
4.スケジュール
5.参加条件(任意)
6.予算感(任意)

 

~概要編~

提案の内容

1.リニューアルのコンセプト
2.提案を依頼したい範囲に対するサイトの設計
3.デザイン案
4.マルチデバイス対応方法(ブラウザのバージョン等も含む)
5.納品成果物
6.システムの機能要件(セキュリティ対策含む)
7.詳細見積り
8.年間保守・運用の要件とお見積り(必要であればサーバー費用も)

 

~補足編~

9.制作・開発時の社内体制
10.会社案内と主な制作実績

その他

1.参考サイト(任意)
2.注意事項(任意)

今回は基礎編の「全体像」の詳細をご説明します!

会議の風景

 

全体像

1.背景

その名の通り、Webサイトをリニューアルする背景を記載します。気をつけなければいけないのは、Web担当者が考える背景(例えば、更新がしにくいサイトなので困っている、など)に偏らないことです。会社の顔・看板とも言えるWebサイトをリニューアルするには、会社全体の意向が関わってきます。会社全体として、どういった背景でリニューアルをすることに決まったのかを書く必要があります。

 

2.目的・目標

ここも1と同じく、会社全体の意向を汲んだものにする必要がありますが、会社としての大きな目標だけを書いていては、提案をする側に詳細が伝わりません。通常会社の目的・目標は「利益を出してそれを社会に還元すること」になってしまいますので、その目標を達成するために、自社のWebサイトが何をするべきなのか?ということを考えて書いてあげる必要があります。
もう少し落とし込んでみると、Webサイトは会社の顔・看板ですので、「自社のターゲットユーザーに何を伝えたいのか?」ということになります。

 

3.ターゲットユーザー

自社のWebサイトを閲覧するであろうと考えられるユーザーをピックアップします。ピックアップするのはそこまで難しくないかと思いますが、注意すべきなのは、その優先順位です。ほとんどの一般企業はターゲットユーザーに大きな違いがあるわけではありません。だいたいは「(既存・見込み)顧客・取引先・社員(とその家族)・(上場していれば)株主・学生」などが挙げられます。しかし、会社としてどのターゲットユーザーに重点を置きたいと考えているのかを、しっかりと提案する業者に伝える必要があります。それが「自社らしさ」にも繋がるからです。

 

4.スケジュール

これは、社内の事情などもあるかと思いますが、よく無理なスケジュールを出してくるRFPがあります。しかし、実際に無理なスケジュールを出して困るのはWebサイトを制作する業者ではなく、Web担当者本人です。なぜなら、Webサイトとは業者が一方的に作るものではなく、その会社と一緒になって作っていくものだからです。無理なスケジュールを組むと自分の首を絞めることになるので、無理なスケジュールにならないように、事前に色々な業者からヒアリングをしておくことをオススメします。

 

5.参加条件(任意)

これは、任意としましたが、本当は入れておいた方が良いと思います。Webサイトとは、発注をしてから制作を始めます。本当にその業者が作れるかどうかは、完成してみないと分かりません。その業者が「出来る」と言っても本当に出来るかどうかは分からないのです。最近小さな制作会社も沢山出来ており、まずは実績を積むために出来ないことを「出来る」と言ってしまうような制作会社も沢山あります。そうならないためにも条件としてつけておくべきなのが、「設立○年以上」「制作実績○件以上」などでしょうか。特に似たような業種・業界のサイトを制作しているところであれば、より安心できると考えていただいた方が良いです。

 

6.予算感(任意)

ここも任意としましたが、社内ではある程度決めておくべきところになります。事前調査をして、必要だと考えている項目に対してどれくらいの価格帯になりそうなのかは調べておく必要があります。ただ、業者に対して価格を提示しておく必要はありません。やりたいことを伝えて、それに必要な詳細価格を提示してもらえれば、もし価格感が合わなければ内容を削ることも可能です。ただ、注意しなければならないのは、価格で決めてしまうことです。これは5の内容とも被りますが、安い価格で対応できるものは限られてきます。安い業者にしてしまって実際に作れずにプロジェクトが失敗してしまったということになり兼ねません。

 

以上が、「全体像」になります。次回は「提案の内容」になりますので、お楽しみに!

この記事を書いた人

女性Webプロデューサー
女性Webプロデューサー
現在Web業界で奮闘中の女性Webプロデューサーです。

趣味は仕事と、少女漫画を読むことです。
流行の少女漫画はほとんど読んでいますが、昭和の少女漫画も大好きです。